一人暮らし 防犯 不安

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初めての一人暮らしで不安な気持ちは理解できますが、過剰な防犯意識はどうかと思います。

 

防犯で考えるべきは、

• 進入をあきらめさせることと、
• 知り合いを作ること。

一人暮らしの不安を和らげるのは、この２点なのです。

 

初めての一人暮らし。

 

その時になって、自分以外誰もいない部屋に何となく不安を感じたりするものです。

 

もちろん子どもを送りだした親御さんの不安も、特に女の子だったらことさらでしょう。

 

そんな不安を解消するには、防犯の対策をおこなうしかないのです。

 

防犯対策としては、設備を固めるハード的なモノと、周囲の人たちを味方に付けるソフト的なモノの２種類があります。

 

そしてハード的なモノについては、不安感が募るあまり「やり過ぎに」なってしまうケースが多々あるといいます。

 

私が聞いたことがあるのが、一人暮らしの女性が防犯のために、部屋に木刀を常備しているというもの。

 

剣道の心得もないけれど、安心のために父親が持たせてくれたといっていましたが、いかがなものでしょうか？

 

安心のためならばいいのですが、万が一の侵入の場合に木刀を振り回そうとしても、狭い室内のこと、思うようにはいきません。

 

日ごろ鍛錬をしていない女性が振り回せるほど、木刀は軽いものではありません。

 

更に、逆上した侵入者に木刀を奪われた場合を考えたことがあるのか、話を聞いていて非常に不安になりました。

 

使ったことのない催涙ガスやスタンガンも同様、いざという場合に使いなれていない護身具が役立つとは思えません。

 

そんなもの置いておくぐらいならば、いち早く逃げられるように、整理整頓を優先すべきだと思ったのですが、、、。

 

ハード的な防犯は武器を用意して撃退したり、侵入しないようにする以前に侵入する気をなくさせるというのが一番です。

 

この部屋は用心深いなと思わせてしまえば、防犯の意味があるのです。

 

重要な施設の周りには有刺鉄線が張り巡らされているケースがよくありますが、ワイヤーカッター１本でいくらでも抜けられます。

 

有刺鉄線の場合、想定している侵入者は犯罪者よりもよほど固い意思を持ったテロリストなどです。

 

にもかかわらず有刺鉄線を敷設するのは、進入すると面倒なことになると、心理的に働かせるからでしょう。

 

簡単に破れるといわれる補助錠を窓に付けたりするのはそういったところ、決して意味がないというわけではないのです。

 

さてソフト的な防犯を考えるならば、近所に知り合いがいる環境ほど安全なものはありません。

 

ですから、学生の場合なら寮に入るというのが一番の防犯といえるでしょう。

 

高い壁に囲まれていたりして、大抵ハード的な防犯も施されていますし、複数の人がいるとわかっていて侵入する人はまずいません。

 

何よりも親御さんの不安感が解消されます。

 

それだけ準備しても、一人暮らしで浮かれた若者は、往々にして危険な環境に自ら飛び込んでいくものです。

 

それは教育の問題、防犯とは少し違いますね。

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