人が引越しをするには様々な事情がある。
就職や転勤、入学、卒業といったライフイベントもその一つ。
国の制度上、それらは3月~4月にかたまっておるから、必然的にみんな似たような時期に引越しをすることになり、結果として見積もり額も高騰するというわけじゃ。
3月の引越し見積もりの相場と安く済ませるコツについて見ていこう。
3月の引越し見積もりは高い。
これは定説となっている感があるが、具体的にどのくらいの金額になるのじゃろうか。
3月のざっくりとした相場を知るために、「価格.com 引越し」がまとめたデータを参考にしてみよう。
⇒ 価格.com 繁忙期(3月~4月)の引越し料金相場はどのくらい高くなる?
単身 荷物少なめ(繁忙期)
- ~15㎞未満(市町村区内)・・・35,980円
- 15㎞~50㎞未満(都道府県内)・・・40,494円
- ~200㎞未満(同一地方内)・・・53,336円
- 200㎞~500㎞未満(隣接地域)・・・51,048円
- 500㎞~(長距離)・・・62,294円
単身 荷物多め(繁忙期)
- ~15㎞未満(市町村区内)・・・46,950円
- 15㎞~50㎞未満(都道府県内)・・・49,854円
- ~200㎞未満(同一地方内)・・・60,837円
- 200㎞~500㎞未満(隣接地域)・・・74,290円
- 500㎞~(長距離)・・・81,633円
これがどれだけ高いのか?今度は、通常期の平均値を見てみるぞい。
単身 荷物少なめ(通常期)
- ~15㎞未満(市町村区内)・・・29,300円
- 15㎞~50㎞未満(都道府県内)・・・34,2594円
- ~200㎞未満(同一地方内)・・・44,671円
- 200㎞~500㎞未満(隣接地域)・・・53,139円
- 500㎞~(長距離)・・・54,929円
単身 荷物多め(通常期)
- ~15㎞未満(市町村区内)・・・38,029円
- 15㎞~50㎞未満(都道府県内)・・・40,591円
- ~200㎞未満(同一地方内)・・・51,961円
- 200㎞~500㎞未満(隣接地域)・・・63,335円
- 500㎞~(長距離)・・・69,763円
3月~4月の、いわゆる「繁忙期」。
そして、5月~2月の「通常期」の引越し見積もり相場をまとめてみたが、差額は以下のようになる。
単身 荷物少なめ
- ~15㎞未満(市町村区内)・・・6,608円
- 15㎞~50㎞未満(都道府県内)・・・6,235円
- ~200㎞未満(同一地方内)・・・8,665円
- 200㎞~500㎞未満(隣接地域)・・・-2,091円
- 500㎞~(長距離)・・・7,365円
単身 荷物多め
- ~15㎞未満(市町村区内)・・・8,921円
- 15㎞~50㎞未満(都道府県内)・・・9,263円
- ~200㎞未満(同一地方内)・・・8,876円
- 200㎞~500㎞未満(隣接地域)・・・10,873円
- 500㎞~(長距離)・・・11,870円
どうじゃろうか?
「3月の引越しは高いっていうけどさ。単身の場合は、世間が騒ぐほどの差額ではないんじゃない?」と感じた方が多いのじゃなかろうか。
確かに、家族引越しのように「〇十万円」「100万円」といったビックリ価格ではなさそうじゃな。
この比較からもわかる通り、荷物が多いほど繁忙期と通常期の見積もりの差額は大きくなる傾向があるのじゃ。
3月はトラックを確保するだけでも大変な時期じゃから、「荷物が多いほどトラックの確保が難しい=引越しの日程調整も難しい=結果的に見積もりも高くなる」ということじゃろう。
そんな激戦の3月に安く引越しを済ませるには、言うまでもなく荷物を減らすことが大事じゃ。
まずは断捨離して手持ちの荷物をコンパクトにまとまるようにしよう。
プランが「単身 荷物多め」→「単身 荷物少なめ」に変えられるだけでも1万円以上安くなったりするのじゃから。
さらに、「大型の家具以外は自分たちで運ぶ」など、トラックのサイズをダウンする努力が必要じゃな。
また、引越しの日時も重要じゃ。
どうしても土日の昼間に予約が集中する傾向があるので、例えば「平日の昼間」「平日の夜間(最終便)」などあまり人気がない時間帯を指定することをオススメするぞい。
このように、荷物少なめの単身引越しであっても3月の引越しは高くつくようじゃ。
しかし、それでも節約することは全く不可能ではない。
ポイントをまとめてみよう。
- 荷物を減らす
- 近場の引越しの場合は、労力を惜しまないこと
- 人気のない曜日・時間帯を予約する
3月の場合、引越しのニーズは特に月末に集中するようじゃ。
場合によっては2月や4月に時期をズラすことも含めて検討してみよう。
一人暮らしの総合情報
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