まじカビが生えてる!結露で退去費用が高額に?
「いざ退去」で懸命にお掃除をしだしたら、冷蔵庫の裏に結露のせいで大量のカビが・・・なんてことありますよね。
湿気の多い部屋や換気の行き届きにくい個所をうっかりカビさせてしまったら、やはり退去費用は「高額負担が当然」なのでしょうか?
日本の住宅は、常に湿気との闘いですが、これはマンションやアパートという気密性が高い建物の場合でも同じことが言えます。
つまり、窓や壁にできる結露、そしてそれによるカビの発生、ひどい場合には湿気で壁や床が腐ってしまったりするときもあります。
カビが生えたくらいであれば、掃除をして何とか借主側での原状回復が可能かもしれませんが、建材が腐ってしまった場合には、退去費用はいかばかりかと心配になってしまいますね。
口コミによれば、
- 「クロスやフローリングの張替え代金として、約7万円の請求があった」
- 「~日までに修繕費用5万8千円ををお振り込みください、と言われた」
など、実際に支払い請求される事例も見られますから怖いですね。。
このような退去費用の請求があった場合、やはり借主が負担しなければならないのでしょうか。
専門家の意見によると、カビや結露によるトラブルの大多数は借主が負担しなくても済むのだということです。
では、なぜ大家さんや管理会社から退去費用の請求が高額になってしまうのでしょうか。
結露によるカビなどの問題で高額な修繕費用を請求されてしまった人の場合、ほとんどの方が退去を決めてからの掃除で「初めて冷蔵庫の裏の建材が腐っていたことに気付いた」というような方が多いそうです。
つまり、見えている個所は結露やカビが発生していたら掃除や換気もできるとは思いますが、ついつい見えないところはうっかりし、見逃してしまいがちなのですね。
では、このような場合にはやはり借主が負担を余儀なくされるのでしょうか。
答えは、「基本的には支払い義務はない」となります。
しかも建物自体に欠陥があり、そのために結露やカビが発生した場合、貸主負担となるのが普通です。
たとえば、建物の構造上1階は湿気が多くて当然ですよね。
しかも日当たり悪く、いつも湿った状態の部屋であれば、いくら換気をしたとしても、そんな部屋で結露やカビを発生させないほうが不思議です。
また、カビなどが生えた場合、退去費用としてクリーニング代が請求されることがありますが、これも基本的に借主は支払いをする義務はありません。
ただし、部屋を借りて入居している間にしておくべきことがあります。
というより、入居中にしておいたほうが絶対にお得だと言い切れるほどのことなのですが、たとえば、建材が著しく汚れてしまった場合、あるいは、傷んでしまった場合、それをいち早く大家さんや管理会社に連絡して、実際に見に来てもらうことが肝要です。
ということは、常日頃からカビや結露による影響をチェックしておくことが必要だということになります。
「そんなことをしているひまはない」というご意見もわかるのですが、気付かずに何年も放っておき、いざ退去の際に高額請求されるよりは、「日ごろからきちんと掃除もし、チェックもしていました」という借主側の積極的な姿勢も見せることで、交渉もすんなり進むというものです。
こういったことができず、うっかり見逃していたという場合には、退去時の立ち合いの期日までのできるだけ早い段階で、問題の現状を目視で大家さんや管理会社に確認してもらうことです。
基本的に、故意に傷めるような住まい方をしていなければ、借主は退去費用の支払いをしなくてもよいということは国土交通省のガイドラインでは示唆されていますが、借主側としても「借りているお部屋を大事にしています」という姿勢を日ごろから見せることで退去時の交渉も穏やかにいく・・・ということです。
大家さんも人間ですから、借りた人が大切にしてくれているという気持が伝われば、無理な請求もできないと思います。
物件を借りる際に「自分の財産を人に貸す」という気持を想像してみると、どのような使い方をしたらみんなが幸せになれるのか、ということが分かります。
自分だけ良ければOK!という個人主義も大切ですが、やはり社会は多くの人が関わりあって存在しているわけですから、100%自分だけOKであれば成り立つというものではありません。
渡しの場合は、その点(自分だけ良ければOKという考えを強く持たないこと)を忘れずに、「貸してもらっている」という気持を持つようにするようにしています。
そうすると、まめに掃除するようになりますし、借りている部屋の状態が気になるようになってきます。
特にカビの場合は、何日もカーテンを開けないということをしてしまうと、結露がどんどん蓄積して一発でカビの発生となりますから、まめにカーテンを開けて、換気をするようにしています。
私は今まで3回ほど引っ越しを経験し、10年以上賃貸生活ですが、カビが生えたりといったことは一切無く、高額な敷金請求もされたことがありません。
それは、上記の様な考えを持ち、借りている物件を大切に考えているからだと思います。
既にカビが生えてしまった人は、とにかくカビを落とすために掃除をする。
これから物件を借りる人は、「人様のものを借りる」という意識を持って物件を大切にする。
ということかなと、私は思います。
一人暮らしの総合情報
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