退去費用 ドア

トップページ ＞ 一人暮らしの退去費用の相場ってどのくらい？ ＞ 退去費用でドアを直すといわれた場合の妥当な額は？

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撤去費用でドアを直さなくてはいけないといわれても、入居前の状態まで戻す必要はありません。

 

ドアの経年劣化については責任はない。

 

退去費用で補うべきは、あくまでも故意や過失で建物価値が減少した場合のみなのです。

 

退去費用を請求されてびっくりするケースはよくあります。

 

それでもめるケースが相次いだため、国土交通省が「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」をあらわしたのが平成10年。

 

入居者は原状回復の義務を負っていますが、その原状回復とはどういうものかガイドラインには、次のように定義されています。

 

「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち」長年すみ続けていれば、当然経年劣化はします。

 

その中で「賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」。

 

つまり入居前の状態に戻すのではなく、普通に住んでいる分に起こった劣化については、回復させる必要はありません。

 

例えばドアについて考えるならば、故意や過失に関わらず、穴を開けてしまったならば入居者が補修をしなくてはなりません。

 

通常のドアの開閉で穴が開くといった事態は、ちょっと考えられないためです。

 

ペットの猫が爪を研いだキズも同様、入居者が猫を飼っていなければ付きようがないキズだからです。

 

しかし日ヤケなどによる劣化は原状回復の義務はありません。

 

また、使っているうちにドアがガタ付いてきたというのも同様です。

 

ドアに穴を開けたところ、10万円の請求がきたけれど、、、こんなケースはどうなるか考えてみましょう。

 

ドア一枚の交換、どんなドアを取り付けるかに大きく左右されますが、4万～10万円程度が相場と考えられます。

 

ドアの価格を調べてみると、防音ドアなど特殊なものでもない限り4～10万円程度、工務店に5掛けで入ってくるとして、あとは工賃。

 

取り付け自体は蝶番に引っ掛けるだけですから非常に簡単ですが、ドアが枠にきっちりはまるかどうかが難しいところ。

 

ドアをカットするなどサイズ調整をして、後処理をして、、、と考えると適当な値段のように思われますが、いかがでしょうか？

 

「ドアの修理ごときに、そんなに掛かるわけがない!!」

 

そう考えるならば大家さんと話し合う必要がありますし、場合によっては消費者相談センターなどに相談するのもよいでしょう。

 

結果、退去費用がずいぶん下がったという話は聞きますから、充分譲ってもらえる可能性はあります。

 

不動産業者から退去費用を請求された場合、担当者が退去費用の一部を横領するというケースを疑う必要があります。

 

ですから退去費用に納得いかない場合は、大家さんと交渉することが必要なのです。

 

故意にドアに穴を開けた場合ならばともかく、身に覚えのない退去費用を請求された場合は異議を唱えないといけないのです。

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